熊野古道を1泊2日で歩いてきました。
初めての1人旅であり、初めての熊野古道。
僕が歩いたのは、熊野古道の中でもメジャーな中辺路ルート。
2日間で、およそ38kmを歩く。
この2日間ですが、内容が濃く、ボリュームがあり過ぎました。笑
なので1日目と2日目に分けて書きたいと思います。
1日目は、滝尻王子から近露王子まで16kmの旅。
6〜7時間かかると聞いていたので、18:00頃到着できるよう、11:00に出発。
旅の始まりの地、滝尻
旅の始まりは、滝尻王子から。
いよいよ旅の始まりだと思うと、アドレナリンがでまくり。
滝尻王子すぐ近くの滝尻茶屋。
お目当てにしていた「白味噌ニンニクくっきー」はありませんでした。
夏季期間は、おいていないとのこと。
ただお店のお姉さんが、モデルコースを教えてくれたり、地図をくれたり、、、
ありがとございました!
気分を引き締め、スタートです。
いきなりの上り坂。
体力は有り余ってるので、問題無し。
続いて、胎内くぐり。
巨岩が重なり合う間に、わずかな隙間が。
女性がここを通ると、安産すると言われています。
僕もくぐりました。
「通れんのっ!?」って思えるほど狭い。
リュックだけ先に押し出し、身をひねりなんとか脱出。
背の高い木々の間を進んでいく。
木々を支える根の力強さ。
根が絡まり、一本の木を支えている。
それにしても暑い。
歩くたびに汗がしたたる。
用意した2リットルの水で、こまめに水分補給。
塩飴で塩分補給も。
天空の里・高原での休憩
順調に進み、最初の休憩ポイント「高原地区」に到着。
ここには、無料休憩所や自動販売機、トイレがある。
遠くに見える山並みと集落の風景は絶景で、疲れを癒してくれる。
雲が近い。
高原の人気のお宿「霧の郷たかはら」へ。
ここは、宿泊だけでなく、ランチ、カフェのみの利用も可能。
テラス席で、オレンジフロートを堪能。
火照った身体に、冷たいドリンクは染みる。
景色を堪能しながら、一息休憩。
孤独と激しい雨の4時間
再出発。里山の雰囲気を感じながら歩んで行きます。
オーノー。
ここからはより孤独な時間が始まる。
気を引き締めます。
するとここで、ポツリポツリ。
雨が降ってくる。
まじか、天気予報じゃ晴れだったのに。
山の天気は変化しやすいとはこのことか。
しかも激しくなり、あたりは霧で覆われる。
なんか心細くなってくる。
後ろなんかもチラチラ振り返る。
さらに、タタリは続く。
今回、僕がシューズとして選んだのは、VANSのスリッポン。
これが失敗。笑
つるんつるん滑りまくり。
特に怖いのが、下り。
慎重に足を下ろすが、つるんっ。
(ちゃんとトレッキング用のシューズ買えばよかったー!とこの旅で、1000回くらい思いました。)
雨上がりで感動的な自然美を堪能
激しかった雨も止んできて、辺りが明るくなる。
途中来た道を振り返るとこの景色。
神秘的で感動。
木々の緑も輝きをまして、より活きいきしている。
これが熊野の自然美か。
本日のゴールまで残り1km
感動しながら歩き、今日のゴール地、近露王子まで残り1.1km。
そして、途中、牛馬童子像に立ち寄ります。
見つけたときは、お気に入りのアイドルに会ったかのように、走って近より写真をパシャパシャ笑。
牛と馬にまたがる変わったお地蔵様。
小柄で可愛らしい。
中辺路のシンボル的存在。
旅の疲れを癒してくれる宿と街「近露」
そして、本日の目的地、近露到着。
お宿は、「櫻の園」。
宿泊中、オーナー夫妻がこれでもかというくらいおもてなしをしてくださいました。
お部屋はご覧の通り。
1人で泊まるには充分すぎる。
宿泊地周辺の近露の雰囲気も好きだなぁ。
霧が覆われ、幻想的な雰囲気。
ようやく着いた安堵感で、景色を堪能する。
宿に帰り、夕食。豪華すぎる!!
一点一点が美味しすぎます。
(全てオーナーご夫妻の手作り!すごい!)
モツ鍋。ラーメン入り。
明日に備える
たらふくご飯をいただき、疲れすぎていたのか、21時前には寝落ちしていた。
あっという間に1日目が終わる。
明日は、本宮大社に着いてるかな。
一歩一歩歩みを進めるだけ。