お笑い芸人キングコングの西野亮廣さんの著書。読み手に話しかけてくれるような書き方で、めちゃくちゃ読みやすい。1時間あればサクッと読めます。
個人的に、西野さんすげえ!と思うのは、
・深堀力が凄い
・明確な目的がある
ぼんやりとしたことに対して、「つまりこういうこと。」と解像度を高めて説得する力が半端ない。 また「見たことのないエンターテインメントをつくる」という西野さんの目的がはっきりとしているので、お金の使い道や問題が起きたときの対応にぶれがない。明確な目的があれば一貫して行動し続けられる。
つい目の前のことに必死になり、大きな理念や目標を見失いがちになる。「何のためにするのか」「自分のやりたいことは何なのか」を意識しよう。
そんな尊敬してやまない西野さんの本著から得た学びを書いておきます。
学びのメモ
お金は他者に提供した「価値」の対価
お金は「労働の対価」ではなく「提供した価値の対価」。山の上のジュースはいつでも高いのは、お客さんは汗水を流して必死に上った後のジュースを欲しているから。きちんと他者に価値を届けているか考えなければならない。
収入を増やすには、「希少価値」をあげるしかない
「100人に一人」か「100万人に一人か」で収入は変わる。1つのジャンルで戦い続ける専業は、希少価値をあげにくい。職業の掛け合わせで希少価値をあげる。掛け合わせる職業はなるべくはなす。お笑い芸人×絵本作家×オンラインサロンオーナー
掛け合わせる職業を増やしていく事で、信用(クレジット)の面積が大きくなり、収入が増える→新しいジャンルに挑戦できる投資できる時間ができる
どんな人生を歩みたいかは自分が決めること。誰もだれも自分の人生の責任を取ってくれない。
うまく行かない原因は努力不足ではなく、システムエラーにある。
目指すゴールとそれに向かう正しいアプローチをしているかを考える。常識を疑え。
一方通行の広告になっていないか。
広告効果のある広告を打つことが大切。主体は、広告の受け取り側。悩みを相談・共有して、共感を得る。人は、相談するよりも相談される方が気持ちよい。
広告効果があるからと、満足度を越える広告をだしてはいけない。一度失った信用は、戻ってこない。
人間は、確認作業でしか動かない
人はネタバレされているものにしか動こうとしない。モナリザをしっているから本物を見てみたいと思う。積極的に「ネタバレ」していこう。
「機能検索」の時代が終わり、「人検索」の時代が始まった
インターネットが普及し、機能や品質、値段での差別化が図れなくなった。「あの人から買いたい」という人検索の時代になった。自分をブランド化し、ファンを作ることが大切。
ファンの定義は、自分が大切にしている理念に共感し、変化していくことを応援してくれる人。それ以外はファンではない
「負け」を避けたがるが「負け」のない物語は売れない。またファンを作るには、ハイスコアを取り続けるのではなく、伸び率も大切にする。N字曲線を描く意識をもつ。つまり負けを持つことが大切。
ヨット理論
ヨットは追い風なら前に進むし、向かい風でも帆の傾け具合で前に進む。一方で無風ならぴくりとも動かない。人生において無風は危険。向かい風でも自分を前に進める大きなエネルギーになる。積極的に挑戦していこう。